ハッセルブラッドのファインダーフードをSIGMA fpに装着したら、スクエア専用になった。
先回に続き、3Dプリントを楽しんでます。
いくつか平行作業に3DCAD書いてますが、
マウントアダプターより先にfp用のハッセルブラッドファインダーフードブラケットが出来上がりました。
下記リンクの記事は、昔、オリンパスEP2が発売された頃に国内製造販売していた物です。
10年ぶりに復刻しました。
2010年当時の記事がありました。澤村さんの記事です。懐かしい。
このときはデルリン(工業用プラスチック)のブロックからの削り出しで、かなり贅沢な作りでした。
今回は3Dプリンターです。
先回の外付けファインダーブラケットの拡張版です。
ハッセルのファインダーフードの長さぶん、天板の厚みが増しました。
fpの液晶の下のヒートシンクのくぼみを利用して、部品が引っかるように作ってあります。
液晶の下側の爪を先に入れてから、天板を押し込みます。
剛性感があり、パチンとはまります。
液晶に保護フィルムを張っておくことを推奨します。
fpの操作ボタンに少しかぶりますが、難なく押せます。
液晶ファインダーの左右は塞がれてますので、見ることが出来ません。
アスペクト比を1:1にセットすれば、スクエアで丁度良くフード越しに撮影できます。
また、フードのルーペを出せば、アイレベルでの撮影も可能です。蓋の縁がおでこにあたりホールド性も良いです。
難点はメニュー表示の左右が見えない事です。慣れるしかありません。
俺は見なくったって大丈夫だぜ
なんて言えるよう使いこなしてください。
ストラップのネジを共締めします。
実は共締め部分が無いバージョンも試作しました。それもリリースするか考えております。
3Dプリンターでのプリント時間は8時間30分かかります。
1日に1個しか作れません。
追記 10月12日
現在のバージョンでは、仕様の変更でプリント時間は5時間30分に短縮出来ました。
他にマウントアダプターも作っています。プリントしている間は他の試作も出来ないので、プリント時間の短い物と長いものとうまく組み合せて開発しております。
仕様が定まるまで何回も試作を繰り返すので、時間は思った以上に掛かっております。
しかしながら、一人で完結する事を考えたらとても楽です。それに1個づつ作れば良いのでこの様な、「これを欲しい人は何人いるの?」みたいなニッチな製品も作ることが出来ます。
この様な頭の中の妄想がどんどん実体化していくさまはとても楽しくあります。同時に恥ずかしくもあります。
mukのサイトに販売ページはこちらです。↓
とりあえずテスト撮影。
SIGMA fpとヤシカコンタックスディスタゴン28mmf2.8でスクエア撮影をしました。
ピントが申し分なく見えます。
モノクローム撮って出しです。
先回のfp用のビューファインダーブラケットですが、たくさんのご注文を頂きありがとうございました。
ビューファインダーブラケットは極力薄く作って目立たないような設計にしました。
今回のはフードの高さをクリアするため天板の厚いです。
ですので天板フードのレールあたりの剛性感は頼もしいです。
ビューファインダーブラケットもそこそこの厚みのあるバージョンをだすか考え中であります。使用に関してはご意見歓迎です。
次回はアリ・スタンダードマウントアダプターです。
完成が近いです。