破損したライカメーターMRの電池の蓋を3Dプリンターで複製してみる。
mukカメラサービスの小菅です。
すっかり3Dプリンターにハマってしまい、3Dプリンタおじさんと名乗ったほうがよいかもしれません。
電池の蓋が壊れてしまったライカメーターがあったのを思い出しました。
Leicaメーターの電池の蓋はプラスチック製です。経年劣化か付け根からポロッと割れてしまったのです。10年以上前の事だったと思います。
思い出したので3Dプリンターで電池の蓋を複製してみました。
複雑な形状ですが、割れた部品を合わせて裏からテープで止めて、デジタルカメラで真上から撮影したJPEG画像を3DCADに入れ込み、寸法を合わせてからなぞり書きで3Dデータを作りました。
スライドロックの溝に3Dプリント時に生成されるサポート材が詰まってしまうので、取り除くの苦労します。
何度か出力し形を整え出来上がったのがこれです。
うまく蓋が閉まるようになりました。
フィラメントも弾力性が強いものを使ったのでいい感じです。
もしこのような物が必要な方がいらしたらお声をかけてください。
ついでにバルタ電池のLR44アダプターも作ってみました。
左バルタ電池、右LR44電池
ライカメーターはプラスを側面からの端子で拾っているので、バルタ型の横にLR44がはみ出すように作りました。
本来は、1.33Vの電池なのでLR44の1.5Vではちょっと感度良すぎです。少し調整もできますが。本来は電圧を変換するアダプターも売っているのでそちらを使ったほうが良いです。
1.4VのPR44という電池も試してみたいです。
LeicaメーターMR復活です。
muk 小菅宗信