LUMIX S1にパンケーキレンズをチョイスする。
予約していたLUMIX S1が届きました。
購入したのはボディだけです。
職業柄、純正レンズはいりません。フルサイズだし、ワイドも苦労しないのでアダプターの使用を前提でオールドレンズでイケちゃいます。
このページでは「横浜坂道」というコンセプトの写真をUPしていますが、これを期に機材ネタも揚げて行こうと思います。
今まではこちらで機材ネタを書いておりました。
LUMIX S1の購入に際し考えたのは、「横浜坂道」のバイク撮りに使えるかどうかでした。
このカメラは大きい
バイク撮りは、胸にたすき掛けしているヒップバックにカメラを入れ持ち運び、ここぞと思う景色が目に入ったら、路肩に停車しそのままの姿勢でさっとカメラを取り出し撮影するのですが、この大きなカメラでそれが出来るかどうか......。
少しでもカメラを小さくするため小さいレンズの装着を考えてみました。
MマウントレンズやLのレンジファンダー用レンズも当然使えるのですが、このでかいボディにヘクトール28mmとか付けて似合うかどうかもちょっと気にしてます。
そこで選んだのがキャノンFLP38mmf2.8です。
FLPというのはFLマウントだけど、キャノン・ペリックス専用レンズです。
ペリックスは、ペリクルミラーという透過型のハーフミラーが固定してある一眼レフです。
通常の一眼レフカメラのようにミラーが跳ね上がらないから、後玉を多く飛び出させてもミラーにぶつかる事は無いのです。
FLP38mmf2.8はペリックス専用レンズだけど、FLマウントなのでアダプターで装着する分は問題なかろうと思っておりました。
ネットで探すとebayで発見することが出来ました。
レンズが届いて、アダプターに合わせてみました。
なんと装着ができません。
何処に問題があるのか見ていると、位置合わせのピンが普通のFLのレンズより長いのです。
FOR PELLIX ONLY 納得です。
ピンを長くして、他のFLマウントのカメラに装着出来ないように作ってありました。
↑ここです。
これはFL28mmf3.5です。
FL28mmf3.5のピンの長さは1ミリほどですが、FLP38mmは3ミリありました。
とりあえず、1.4ミリのネジを入れておきました。
あとでFLのジャンクを見つけてピンを入れ替えようと思います。
気になるのでボディがどうなってるか見てみます。
上がCANON FTNで、下がCANON PELLIXです。
この通り、溝の深さが全然違います。
しかし、ピンを短くして解決と思ってたら、まだ装着できませんでした。
今度は、絞り込みの連動レバーが、他のFLレンズより可動域が狭く、アダプターにはまらないのです。
↑アダプターのレバーの押さえがもう少し広くなければなりません。
↑アダプターの爪を少し削りました。
やっと装着できました。
いい感じにコンパクトに収まりました。
まさにパンケーキレンズです。
前玉が奥に深いのもバイク撮りにはありがたいです。フードもいらないし、レンズキャップなんかしてても落としてしまうからです。
↑FL28mmf3.5との比較。
薄いと思っていたFL28mmの半分くらいの薄さです。
普通のFLレンズと違ってA/M切り替えリングが付いていません。
さて、その写りは。
作業をしていたら、もう夜になってしまいました。
LUMIX S1 と FLP38mmf2.8
SS1/50 F5.6 ISOオート
L.monochrome撮って出し
夜モノクローム。
上と同じでスタンダード。
カラーもモノクロも黒が締まって気持ちいです。
データを見るとISO3600でした。
ネオンサイン
開放f2.8。
これから、AFの機能に割り振られたファンクションボタンをマニュアル撮影向きにカスタマイズしていきます。
muk 小菅宗信
Panasonic LUMIX S1 & Canon FD50mm f1.4 4K 動画